週末、マンチェスターシティ×アーセナルがエディハドスタジアムで開催されました。まずは試合開始前の状況からおさらい。直前に開催されたリバプール×ブライトンで、リバプールが逆転勝利を収めたため、本試合開催前の状況は以下の通りでした。
1位 リバプール 試合数29 勝ち点67
2位 アーセナル 試合数28 勝ち点64
3位 マンチェスターシティ 試合数28 勝ち点63
両チームともに敗戦は優勝レースから1歩後退することを意味するギリギリの試合となりました。
スタメンは以下。
マンチェスターシティ:オルテガ・アカンジ・アケ・ディアス・グバルディオル・ロドリ・フォーデン・コバチッチ・デブライネ・シルバ・ハーランド
アーセナル:ラヤ・キヴィオル・マガリャンイス・サリバ・ホワイト・ジョルジーニョ・ジェズス・ライス・ウーデゴール・サカ・ハフェルツ
直近の代表戦で負傷者が続出と報じられたシティでしたが、スタメン落ちはストーンズ(ベンチ)とウォーカー(ベンチ外)くらいでしたね。アーセナルは現状上手くいっているジョルジーニョアンカーで、左サイドのマルティネッリはベンチスタートさせました。
試合は立ち上がり7分、右サイドのホワイトからのクロスをジェズスが収めるが、シュートはわずかに枠を捉えず。試合が落ち着きだしてからは徐々にシティが主導権を握り、アーセナルはブロックを敷いて耐えるという展開に。15分にはセットプレーからアケのヘディングを許しますが、これはキーパー正面でセーブ。
すると、27分にアケが右ふくらはぎを痛め、リコルイスと交代。徐々にアーセナルがボールをまわすことができるようになり、31分、アーセナルが自陣から持ち前のパスワークで右サイドを突破、ホワイトからのボールをウーデゴールがドリブルで持ち運び、リターンを受けたホワイトのクロスから、PA内でキヴィオルがワンタッチで落とし、ジェズスがシュート狙っていくものの決め切ることができず。そのままシティの固い守りを崩すことはできず、前半が終了。
前半は合計シュート数が8本と少なかったものの、両者の狙いが明確となった展開となりました。
後半開始直後、シティのコバチッチが惜しいミドルを放つと、アーセナルもサカのクロスからジェズスが決定機を作り出す。アーセナルがボールに対しての強度を上げてきたため、前半よりもインテンシティの高い展開となりました。
61分、シティベンチが先に動く。コバチッチとフォーデンを下げて、ドクとグリーリッシュを投入。対するアーセナルは66分、キヴィオルとジョルジーニョを下げて冨安選手、トーマスを投入。加えてジェズス、サカを下げてトロサール、マルティネッリを投入し、前線のプレス強化、そしてカウンターを狙っていきます。
84分、右サイドからのCKでデブライネがボールを上げると、ニアに飛び込んできたグバルディオルが頭で逸らし、大外のハーランドのもとにボールがこぼれるがミートできず。ボールを持てる両サイドから攻勢を強めるシティでしたが、アーセナルも冨安選手らDF陣の粘り強い守備で耐え凌ぎます。
直後の86分、自陣からのビルドアップで中盤でボールを持ったウーデゴールが、グラウンダーのスルーパスを送り、それを受けたトロサールが縦に突破、左足でゴールを狙うもオルテガにストップされてしまう。
前回のリーグ戦ではシティに対し終盤の劇的なゴールで勝利を収めたアーセナルでしたが、この日はそのまま試合は動かず、結果は0-0のドロー。
ボールポゼッションは28%となったアーセナルでしたが、今季リーグ最少失点を誇る守備陣が、なんとかシティの猛攻を耐え凌ぎました。アーセナルはリーグ連勝は8で止まってしまいましたが、エティハド・スタジアムで2年ぶりにシティ無得点に抑えることができました。対して、シティは今季トップ5から白星を挙げることができておらず、次節ヴィラ戦では白星をもぎ取りたいところでしょうね。
冨安選手も久々の実戦復帰となりましたが、左サイドでドクの突破を止めるなど、相変わらずの対人性能を発揮していましたね。
この結果、リーグ順位は以下のように変動し、首位はリバプールとなりました。
1位 リバプール 試合数29 勝ち点67
2位 アーセナル 試合数29 勝ち点65
3位 マンチェスターシティ 試合数29 勝ち点64
次節以降も厳しい日程が続くアーセナルですが、応援し続けるだけですね。
これからのアーセナルの日程についてはコチラの記事もどうぞ。